MRI詐欺

MRIという詐欺

先日、知人がMRIという詐欺にあったと言う話をしていました。
はじめ、息子さんが大手新聞広告からMRIを知りご本人も息子さんおすすめでMRIをはじめたということです。

MRIはアメリカのネバダ州に本社を置く資産運用会社として日本国内だけの投資家から資金を集めアメリカの医療機関が保険会社に診療報酬を請求する権利を買い取り運用し運用額に応じて6.0%~8.5%で運用が可能と言っていた。

所が、これが詐欺と分り被害弁護団が結成されたがアメリカに本社がある点とアメリカに住んで居る人は一人も被害に遭っていないため
アメリカの国自体は調査ができず、日本弁護団はアメリカの弁護士相手に厳しい状況を強いられている

投資家には顧客情報誌に日本の各界の著名人が飾りインタビュー記事が掲載されたり、日本の経済雑誌に広告を掲載していたという。
金融庁にも米国法人として第二種金融事業者として登録されていた。

知人は詐欺と分かるまでに、多額の資金を投資していました。
このMRIに限らず、家族からすすめられたり、新聞や経済雑誌の広告に掲載されていたり、実際に配当金が振り込まれたりすると半信半疑なまでも「良いかも」と考えてしまう気持ちは分からなくもない。

有名な新聞や雑誌に広告として掲載されていた点で安心してしまう方も居ると考えるが、新聞の広告はあくまでも広告料を支払って掲載されていることに気が付かなくてはいけない。

日本国内での定期預金で高金利と言われる利率が0.5%、個人向け国債0.36%この利率を一つの基準として考えてみて6%~8%という利回りということは、かなりリスクが高い商品ではないかと疑える

リスクが高い商品ならば、投資する額を充分考えなくてはいけない
リスク許容度という言葉があるがリスク商品の場合最悪マイナスになっても耐えきれるかを見極めることが非常に大事です。

そして、投資の基本として「一つの籠に全ての卵をいれない」
一つの籠に全ての卵を入れてしまうと、籠を落した時の被害が大きすぎる点から複数の籠に入れた方が良いということ

大前提としてリスク資産は余剰金で投資するのが大変重要です。
元本割れのない安全資産の次にリスク資産への投資があることを決してわすれてはいけません。

良くわからない商品には投資をしないことも重要です。

詐欺は人の心に付けこむのが非常にうまく、広告の掲載に著名人を使うなど、安心させる手口をつかい信用させたりしますのでご注意ください。

知人が誤った点は、リスク許容度を超えた多額の資金を投資してしまったこと、一つの籠に資産を全て投資してしまった点です。

自分のリスク許容度を知っていて、小額に留めておけば万が一被害にあっても立て直しができます。

日本にはお金の授業を受ける機会がほとんどありません、これも問題だと考えます。正しいファイナンシャルリティラシーを持つ機会を義務教育の授業の中でも実施してほしいと節に願います。

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