株価暴落の動向と今後の個人向け国債の金利について
日銀の植田総裁が利上げを前向きに行う会見
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2024年8月5日株価暴落になり円高ドル安
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景気に逆風と値上げ鈍化
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利上げに逆風・・長期金利は低下
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8月7日日銀内田副総裁が「市場が不安定な状況で利上げすることはない」と会見
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株上昇と円安ドル高に
日銀が利上げをする事を表明し、植田総裁がタカ派的な発言をしたため、株式マーケットは暴落しました。これは株と金利は逆相関の関係があるので、利上げするなら株は買えないと暴落が起き、日経平均は2024年7月10日の高値42494円から2024年8月5日に30507円に暴落しわずか18営業日で11987円も下落しました。
この、株価下落は私達一般の人にどのような影響があるのか?マイナス要因としては、シニア層で株を保有していた人は長期な運用は出来ない為、やもなく損切や追証による被害を受け、トラウマになってしまった事と、秋から冬の消費の手控えが考えられ、日本経済が不況の可能性に行くことが懸念される事です。
プラスの面では日銀が利上げを発言した事で為替が円高に進み2024年7月3日に161.948円から2024年8月5日には141.687円に円高が進み輸入物価の緩和が期待されています。
この様に、世界の中央銀行の発言の重さは日本だけに止まらず、世界も揺らがす事に成りかねないのです。
植田総裁の0.25%利上げを受けメガバンクは9月より普通預金金利を現行の0.02%から0.1%の金利見直し予定となっています。
世の中が不況になると、私達の生活にも影響があるますし、今回の利上げ発言で住宅ローンの変動金利を選択している人は利息の支払いが気になる所です。
植田総裁は会見で、住宅ローンは是正処置があり5年間は変わらない事や賃金が上昇していくので、問題ないと発言していましたが、大企業にお勤めの人は賃金上昇も期待できるでしょうが、日本の98%以上は中小企業です。簡単に賃金を上げて、同じ売り上げなら、経費ばかりがかさみ、経営事態がとん挫する事も考えられますから、そう簡単に、賃金を上げる事は出来ないのです。
偉い人達と一般人の捉え方の違いが確実にあります。
最後に、個人向け国債ですが、一旦は利上げで大騒動になりましたが、その後内田副総裁の経済の状況が混乱を起こすような利上げはしない発言により、市場は少し落ち着きを持ちましたが、緩やかながらも、利上げをする方針に変わりがないという事になれば、
個人向け国債の金利は緩やかに上昇すると、現時点では考えます。
個人向け国債10年変動がますます、面白くなってきました。地味で目立たない個人向け国債ですが、お金の安全な置き場としてますます注目されると良いですね。