人生はうまくいかないもの
私がこれまでの、人生で大切にしてきたのは、家族でした。何気ない日常、なんのドキドキもない日常、掃除洗濯、料理、仕事、子育て、毎日帰ってくる人が居て、少しのズレで喧嘩したり、しながらもご飯を食べて、テレビをみて、月日が流れる事で、子ども達はいつしか大人になり、自分の考えを持つようになり、独立して生活をして、私の手元からは、離れてしまった。
親としては、寂しい事だけど、子どもが自立したという事だから仕方ない、そして私達夫婦も終わった。
それは、彼にとっては計画的だったのだろう、年単位で立ち直れない日々が過ぎた、時がまるっきり止まったような、真っ暗なトンネルの中に一人取り残されたような、「何かやる気」もなく、ただ、息をしている日々、書くことも忘れてしまった日々、そんな時が何年も続いた、ただ、人は時間の流れの中で一ミリの変化がある、やりたい事を見つけて
没頭した。そんなにうまくいくはずもなく、途方に暮れながらも、次の事を、と、そんな中で本当に小さな、小さな人との出会いがあった
本当に大丈夫だろうかと、本当にいいのかと、不安に思う事は確かにある、ただ、私はどこか諦め癖があるけれど、彼は諦めない人、私には無い、あの時の事を思うと、今はどれくらい幸福なのだろうか
待つ人が居て、会える日があって、約束があって、何気ない時間を過ごせて、自分の気持ちを少し話せて、そんな事だけでも、随分と幸せなのではないだろうか?
今まで当たり前の事が一日で変わる事もある、それは悪い方にも良い方にも、当たり前と思っていあた事は、本当は当たり前ではなく、大切にした方がいい
個人向け国債と無理に絡めるなら、3月の金融政策決定会合以来、日本の利上げが確定した時から、今まで下限金利の年0.05%が「当たり前」だった個人向け国債の金利が大幅にアップした、日本に住んでいると、日本の事だけしか見ていなかったが、世界の出来事が私達の生活にも大きくかかわっている事を感じている、
「当たり前」は何一つないのですね