富裕層の人にとって預金保険制度の壁

比較的、今のシニア層の人は資金に余裕のある人が多くいます。

高度経済成長時代、現役で働いた人達は、年功序列で給料もあがり、退職金制度もあり、中には企業年金の優遇もあり、退職後は、退職金と厚生年金で比較的悠々自適な、セカンドライフを過ごしています。

しかし、そんな人の悩みの一つが、退職金の置き場だったりするのに驚きます。退職金ですから1000万円や2000万円クラスの人もザラにいて、そうそう派手な生活をしなければ、年金も貯蓄に回せるという、

なんとも、羨ましい限りの世代の人たちです。

この世代の人は、頑なに地元の銀行やゆうちょ銀行以外は受け付けないという人も多くいます。

そこで問題になるのが、預金保険制度の壁です。これは万が一金融機関が倒産した場合に、元本とその利息1000万円までは保証されるのです。

しかし1000万円以上になると保証外となってしまいます。これはどこの銀行でも同じ事です。

ならば、家族名義にしても良いのですが、下手をすると贈与税の対象にもなりかねません。

そこで、複数の銀行に1000万円までを預けるという方法を選択する人もいますが、歳をとり、複数の銀行を管理するのは以外と面倒です。

皆さんあまり知られていませんが、個人向け国債は預金保険制度ではありませんが、国が保証をしている債券なので、上限の規定がないのです。ですから1000万円という縛りもありません。

ご自身の使いやすい金融機関を選び、高額の資金を個人向け国債にするのも、一つの方法です。

そして、仮に2000万円買付けをしても、中途解約する時は、1万円単位で良い点もメリットです。

富裕層の人にとっては、買付けの上限がなく保証されているのは大きなメリットといえます。

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