地元の夏のキャンペーンが残念

先日、取引のある銀行に出向き窓口で事務処理をお願いしました。
定期的に訪れるので、窓口の人とも顔なじみで何時も笑顔の親切な対応の女性です。

窓口の行員さんが「サマーキャンペーンがスタートしました。今年10周年となり
抽選ではありますがプレゼントの本数も増やしております」と営業トークが始まりました。

会話
○管理人「定期預金の金利は何パーセントですか?」と尋ねました。
◆行員「0.01%なので100万円預入もらっても100円です。今投資信託のサマーキャンペーンも行っており、元本保証ではありませんが定期預金よりも増える可能性があり人気となっています。」

○管理人「どんな投資信託ですか?」
◆行員「バランスファンドが人気でプロが市場をみて債券を増やしたりしてくれるので
大きな損失は低いです。」

管理人「販売手数料はどのくらいですか?」
行員「2.3%位になります。バランスファンドは3本ご用意してあります。」
管理人「窓口だと手数料が高いのですが、インターネットなら2.0%になります。」

管理人「あなたはバランスファンド買っているのですか?」
行員「ハイ とても人気な商品です。」「積み立てもでき2万円からと手頃です」

これ以上話しても時間の無駄だと思い途中でやめました。
この行員さん窓口の対応が何時も良く笑顔でニコニコしていて、管理人は好印象をもっていますし、普段事務的な手続きをお願いしている銀行なので「本当に良い」商品ならば検討しても良い処ですが、
まず、キャンペーンと謳っていながら定期預金金利が「0.01%」ってなんなんでしようか?



抽選で賞品が当たるといっても、それはくじ運の強い方の話です。いつも残念賞のポケットティッシュ位しか当たらない管理人には「抽選」というのは縁のない話です。


仮に、100万円を単純に0.01%の超低金利で預けて100円税引後79円となり、定期預金にする意味なんかないと思うのが率直の意見です。


そして、定期預金の金利が低いので投資信託を勧めてきたのには驚きです。行員さんは定期預金より金利が良い場合もあるが元本は保証されないと説明してくれていますが、

今回訪れたのは事業の運転資金で20万円程度の資金ですら
右から左に時間差で流れる資金を
リスク資産をなぜすすめるのか?ということです。リスク資産は市場の影響によりプラスの時もあればマイナスの時もある商品です。


もし、資金が必要に迫られて支払いをしたいときの相場がマイナスだったら
責任を取ってくれるのでしようか?
責任など取ってくれるわけありません。それがリスク資産ですから


何度もいいますが、窓口のお姉さんの接客は丁寧で大好きなんです。
ただ、あちらも仕事ですから「お客様の為ではなく、会社の方針」なのでしよう
サマーキャンペーンの募集金額確保があるのでしようし、ノルマがあるのかもしれませんから

管理人は実際に投資信託の積み立てをしています。
これは窓口で勧められてという訳ではありません、自分なりに勉強しました。
将来の老後の事を考えて投資信託にするならばイデゴを活用した方が税制のメリットが高いですし、NISAの活用も評価益に対して税金がかからないメリットがあります。

そして、今はSBI証券、楽天証券では投資信託の積み立てが100円からできる時代です。
しかも販売手数料無料のノーロード投信を選ぶのが鉄則です。

投資信託には販売手数料以外にも信託報酬等の手数料がかかります。この手数料は確実にリターンに影響するので安い事、また純資産が積みあがっているまたは、その可能性がなければ繰り上げ償還とされてしまいます。

そして一言でバランスファンドといってもその配分が自分にあっているものなのか
手数料が高ければ自分でフアンドを組み合わせた方がよい場合もあります。

金融関係にお勤めならばこの辺の事を知っている上で自分でも自社の投資信託を買うのでしようか?
販売手数料が2.3%もするクズ投資信託を???
そして、それを「今人気」という言葉でお客さんにすすめるのは本当は違うのではないかとも思います。
銀行が生き残り、存続するには
本当に良い商品を作る事だと考えます。抽選などという小手先のキャンペーンを打ち出すより、顧客が本当に預け入れたいと思えるような定期預金の金利にする

そうすれば、窓口でサマーキャンペーンの営業などしなくてすみます。
他に付加価値をつけ銀行をどんどん便利に活用できる場所にする
全国の銀行の中には、無料で会計や司法書士、年金、相続の相談ができる銀行が
あります。個人でも専門家に相談したい悩み事がは突然起こります。そんな時に
付加価値のついたサービスを展開している銀行との取引ならば
メインバンクとして活用しても良いと考えられます。

個人向け国債でさえ元本保証なのですから、定期預金の次ぎにすすめるのは個人向け国債なのではないでしようか?投資信託でなく

サマーシーズンになり本当に価値あるキャンペーンを開催している処もありますから
よく見極めてキャンペーンを活用してください。

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