個人向け国債の販売の際にリスク説明を一部不要に

金融庁は個人向け国債を販売する際にリスクなどの説明を一部省いて構わないとの見解を24日に示しました。


(金融商品取引法→証券市場における有価証券の発行・売買その他の取引について規定し日本の法律)


個人向け国債は元本割れがない商品で、現状マイナス金利政策導入で預金金利が全国の銀行で軒並み下がっており、個人投資家が個人向け国債を買いやすくする狙いがあると日本経済新聞がニュースで取り上げています。



「個人投資家」「投資」の言葉が馴染みのない人に取ってはどことなく「危ない」イメージがあるのかもしれません「投資」=「リスク」と感じてしまいますからね


市場で売買されている株式・債券等は全てリスクがあるのも事実ですが、個人向け国債に関しては、商品設計上市場で売買されるのではなく、日本国政府が発行し販売も買い取りも行う特殊な債券となり元本割れがない設計になっているのが最大の特徴です。

流石に財務省も「銀行の定期預金より安全ですよ」とは言わないですが、一企業の銀行の定期預金よりも国が販売している個人向け国債の方が安全なのは確かです。



ただ、馴染みがないのも事実で日常で活用している銀行の定期預金は何のためらいもなく預金できますが、個人向け国債は?と聞かれれば「何??」「大丈夫なの」と考えてしまうのは単に馴染みもなく、販売窓口になっている金融機関で商品の説明時に「リスク」という言葉が出るだけで敬遠しがちなのも分かります。


個人向け国債は定期預金と同じ感覚で購入できる安全な金融商品ですが、「リスク」「投資」と言う言葉が個人向け国債を購入したことのない人には不安を感じさせるのかもしれません。



財務省も個人向け国債のイメージキャラクターに珍獣ハンターでお馴染みの「イモトアヤコ」、「AKB48」、「澤穂希」、「白鵬関」にするなどのPRを過去にしており、現在は「コクサイ先生」が「馴染み・一般的・安全」をアピールしています。


現在、個人向け国債は下限金利の0.05%ですから、10年変動に関して今後下限金利を維持するか金利が上がる選択しかなく安全なお金の置き場としては適しています。


そして、1万円から購入できるメリットを活かし始めて個人向け国債の購入を考えている人は小さく始めて自分に合う合わないを経験してみるのも良いと考えます。


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