安全資産の置き場所を考える

マイナス金利導入後全国の銀行は軒並み金利の引き下げを実施しています。


メガバンクの場合は収益源が多角化しており、海外へのビジネス展開・手数料による収入があるが、地方の銀行の場合預入や貸付率が小さい場合収益が悪化することが考えられ、銀行預金の今後の安全性は低下したと考えます。


預金保険制度内ならば万が一銀行の破綻が起きても保証されてはいます。ゆうちょ銀行は先日お伝えしたように預金が1,300万円迄可能になり、地方銀行でも2,000万円迄預金が出来る処もありますが、


預金保険制度の金額は1,000万円迄の元本とその利子と変わっていません。


大口定期預金1,000万円以上の定期預金の利率を高利にしている銀行もありますが、マイナス金利導入後、今後銀行預金の安全性が低下したと考えるならば、銀行の預金は預金保険制度内に留めた方が賢明です。

お金の安全な置き場所で元本割れが嫌で無難に運用したい場合は個人向け国債10年変動も候補となります。


10年国債が-0.10とマイナスとなっている中でも下限金利が決まっている個人向け国債は0.05%以下に下がることはありません。


当面この下限金利は続くと考えられますが、10年変動の金利は今後プラスに転じることしかありません。

個人向け国債は大きなリターンは現状では望めませんが元本割れもなく、メガバンクより安心な日本国政府が発行している債券です。


銀行預金より安全性が高いと言えますから安全資産の置き場所に適しています。

    コメント


    認証コード3058

    コメントは管理者の承認後に表示されます。