人にお金を貸すリスク
ラジオで驚きの話を聞きました。
親友の知人にお金を貸した70代の女性、貸した額が驚きの300万円代
それが、返済をしてくれないので困ってどうしたらいいのか?という相談です。
親戚とか、親友とかではなく、ただの知人に、カードローンが払えず車が取られてしまうからお金を貸してあげてと親友に言われたそうです。
何回かに分けて貸したようで、少しづつは返してくれたりくれなかったり、借用書を書いて貰っているが、住所も曖昧だというのです。
仕事もサラリーマンから自営業になったと言います。
「なぜ?」と誰でも思います。この女性が資産家ならば分からないでもありませんが、年金で生活しているというのです。
話していませんでしたが、貸したお金に対しての利率が良かったのでしようか?でなければ、親戚でも友人でもない知人に虎の子のお金を貸しますかね
回答した弁護士は、カードローンの支払いができない人にお金をかしてはいけない、カードローンと言いながらサラ金のような処からの借り入れがある人から返済してもらうのは難しく、資産がない人を差し押さえるのも難しく返済してもらうのは不可能に近いとの回答でした。
まず、元本保証の現在の定期預金の利率が0.025%、キャンペーンを開催していても
0.4%で高金利と言われています。
個人向け国債の10年変動が0.21%この現実を受け止めましよう
最近販売された、円建て社債のソフトバンク債2.13%です。ソフトバンクという会社が破綻した場合は紙くずとなる信用リスクを取る事業債です。この社債を購入するには目論見書を必ず読み同意する必要があります。ここには住所はもちろん、財務諸表、信用格付け等々が記載されています。
それでも、将来のことは分からないとソフトバンク債の購入を見送った知人もいます。
社債ですら2.13%で高い利率と言われています。株式投資や不動産投資が年8%や年10%の評価益を出せるのは、ハイリスクが裏にはあり、不動産投資に関しては投資ではなく事業です。空室リスク等のリスクを背負う見返りです。
ハイリスクハイリターン、ローリスクローリタンなのです。
知人という個人に住所も曖昧な人にお金を貸すということは、この人の信用リスクを引き受けたということです。
格付けでいえば、ランク外の投資不適格です。最も確実性が低い人ということです。その分利率が良かったのかもしれませんが・・
銀行で融資をうけるのでさえ、住民票や年収を証明するもの等々の審査を受けます。銀行は回収できない人への融資などしません。
借りた人が一番悪いのですが、信用リスクを取って貸した人にも問題があります。
株式投資やFXより本当は怖い個人へのお金の貸し借りです。
ローリスクでハイリターンはあり得ないのです。
個人向け国債や定期預金の利率がどのくらいなのか?を基準にし
あまりにも、ハイリターンの話なら裏にハイリスクが潜んでいることを忘れてはいけません。
ラジオでは、最後にこのことばかりを悔やんだ人生をおくらないで、必要以上に傷つかない方がよいとアドバイスしていました。
本当に高い授業料だと思いますが、このことばかりに人生を費やしてしまっては残りの時間がもったいないのも確かです。
時間はお金では買う事のできない貴重なものですから。